Tenshow Innovationは、学習、コミュニケーション、グローバルなユーザーのためのAIプロダクトを開発しています。4つのプロダクトは、AIオーディオコンパニオンのアプリ(Boilon)、AI教育アシスタント(StudyOS)、英会話アプリ(入戏英语)、AIミーム翻訳アシスタント(MemeWingman)と、それぞれ違って見えますが、仕事の進め方は共通しています。その背景にある原則を紹介します。
1. 本当のニーズから始める
どのプロダクトも、モデルや機能一覧からではなく、人が成し遂げたいことから始まります。
- 「このミームの意味が分からないけど、返信しなきゃ。」からMemeWingmanが生まれました。
- 「英語を理解するだけでなく、実際の場面で話したい。」から入戏英语が生まれました。
- 「準備に使う時間を減らして、教える時間を増やしたい。」からStudyOSが生まれました。
- 「AIオーディオデバイスのセットアップと管理を、ひとつの場所で済ませたい。」からBoilonが生まれました。
良い目安は、そのニーズを一文で言えるかどうかです。
2. 最初から多言語を前提に設計する
グローバルなプロダクトには、ボタンの翻訳以上のものが必要です。言語は、コンテンツ、トーン、検索、入力、さらには何が正解かまで左右します。MemeWingmanは5つの言語でミームを解説しつつ、ミームの名前は元の言語のままにしています。名前こそが、人がそれを見つけ、見分ける手がかりだからです。入戏英语は、英語の会話に中国語の解説と文化的な注釈を組み合わせ、学習者が言葉と状況の両方を理解できるようにしています。そしてこのウェブサイトも、簡体字中国語、英語、繁体字中国語、日本語、韓国語で提供しています。プロダクトを使う人たちに、その人たちの言葉で話しかけるべきだからです。
3. 個人データをユーザーの近くに置く
機能が許す範囲で、個人データはユーザーのデバイスに残します。MemeWingmanは、友だちのプロフィール、保存したミーム、チャット履歴をデバイスに保存します。入戏英语は、モバイルで取り込んだ動画を既定でデバイスに残し、字幕の生成には音声だけを使います。それでも、機能に本当に必要なものは送ります。たとえばMemeWingmanに質問したメッセージは、回答のためにAIモデルに送られます。そのことは、分かりやすい言葉で説明します。原則は単純です。体験に必要な分だけを収集し、移動させます。
4. 根拠をもって改善する
AIプロダクトは、デモでは完成して見えても、日常の利用で崩れることがあります。プロダクトごとに少数の重要なユーザー導線を選び、計測し、フィードバックに耳を傾け、小さな変更を頻繁にリリースします。指標はどこを見るべきかを、ユーザーはその理由を教えてくれます。うまくいくものは残し、そうでないものは手放します。
実際には何を意味するか
- プロダクトは絞り込まれる。それぞれが、少数のことをうまくやる。
- 新しい言語や地域は、後付けではなく、計画して追加する。
- プライバシーの説明は、実際に起きていることを述べる。
- 改善は、頻繁で、小さく、計測される。
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